明日葉の収穫方法
春と秋に、どんどん新芽が出てくる明日葉。
葉っぱが沢山あって、どの葉っぱを収穫すれば良いのか、困ります。
明日葉の収穫の仕方が分かれば、明日葉の収穫をより楽しめます。
また、明日葉の独特の味が苦手な方でも、収穫する明日葉が分かれば、明日葉の味を楽しめる可能性があります。
まずは、柔らかく、ほろにがく、歯ごたえのある明日葉の収穫方法(摘み方)を紹介します。
インスタグラム@ashitabahime
八丈島へ移住し、八丈富士の麓で明日葉を栽培しています。
収穫する明日葉
通常、新たに生長した艶やかな葉を、茎の一部を残して摘みとります。
各株の茎元の内側に生えてきた新しい茎葉(新芽)を1本ずつ、数年に渡って収穫します。
新しい葉が開いた直後のものだと、柔らかく、ほろ苦い味わいです。
茎の太さは、鉛筆より少し太いくらいが歯ごたえもあり、好みです!
古い明日葉(茎葉)は、堅くてクセが強めになります。
明日葉の収穫:5つのポイント
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明日葉の切りとる位置
茎を切りとる位置ですが、生長点より出てくる次の新芽を傷つけないために、茎の一部を残し、刈りとります。 -
2本以上の明日葉を残す
収穫する若い明日葉(茎葉)以外の古い明日葉を、光合成のために2本以上を残します。 -
残していた明日葉が枯れた場合
古い明日葉(茎葉)が枯れてしまったら、収穫の間隔を空け、古い明日葉(茎葉)が2本以上になるようにします。その後、新たに生えて生長した明日葉(茎葉)を収穫します。 -
明日葉の収穫頻度について
同じ株から頻繁に収穫し続けると、株が弱まります。また、一方で収穫することで、花がつきにくくなる傾向があります。 -
明日葉の見分け方
明日葉を切ると黄色の色素がでてきます。これが出ていると、明日葉です。これが衣類などに付くとなかなかとれないので、収穫するとき注意が必要です。
「明日葉を収穫しました!」(YouTube)【1分15秒】
以前、プランターに明日葉を植え付けました。
春になり、新芽が生長したので、収穫します✂♬
明日葉の収穫:時期と期間
明日葉は、春(3月頃~6月頃)と秋(10月頃~11月頃)が生長の最盛期です。この頃が収穫にお勧めの時期になります。高温期に収穫すると株が弱まります。
また明日葉は多年草ですので、数年間、収穫することができます。数年後、トウ立ちし、収穫終了になります。
【明日葉栽培の場合:収穫開始の目安】
種蒔きから1年後~
苗の植え付けから半年後~
「明日葉の育て方」(YouTube)【5分27秒】
明日葉の苗をプランターへ植え付けます。
追肥、収穫方法、栽培ポイントを紹介します。
明日葉は、春と秋の新芽がとってもおいしいです!
明日葉には、天ぷらや和え物など、おいしく味わえるメニューも沢山あります!
明日葉の下ごしらえ/茹で方(調理ポイント)
収穫した明日葉を、下ごしらえすると、明日葉の独自のクセが和らぎます。
特に、明日葉のクセが気になる方に、おススメです。
- 明日葉の下ごしらえ
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- サッと水洗いします。
- 茎と葉では堅さが異なるため、2段階で茹(塩茹)でます。
- 沸騰したお湯に、最初に、まずは茎側を15秒~30秒茹でます。
- 次に、葉も含め全体を入れ、15秒~30秒茹でます。
※茹ですぎると、クタクタになります。
※茹でる際、茎部分を、輪ゴムなど一つにまとめておくと茹でやすいです。
- 冷水につけます。
- 冷水に1分くらいさらすとクセが和らぎます。
- 一方、さらしすぎると栄養分が失われます。
- 繊維が潰れてしまわないくらいで絞り、好みの長さに切ります。和え物や炒め物、もしくは冷凍保存します。
収穫した明日葉の保存方法
- 少し湿らした新聞紙に包んで、冷蔵保存する方法があります。
- 沸騰した湯でサッと茹でてから水を切り、冷凍保存する方法があります。
- バケツやカゴなどに水を少し張り、茎の切り口を少し切り、切り口を水に浸け、明日葉を立てて、常温保存する方法があります。
【当園栽培の明日葉を使用した『焙煎あしたばTEA』】